韓国産あわびの見分け方
2014.06.28(13:28)
北海道八雲町「熊石あわびの里フェスティバル」で発生した、韓国産あわびを国産として偽り販売した産地偽装問題について、
弊店和丸水産にもお問い合わせが来ております。
この事案により業界全体の信用を落とされ、我々真面目にやっている
生産者が多大な被害を被っています。
「もう騙されたくないので、国産アワビと韓国産の見分け方はないか」
「ネット通販は信用できるのか?」
等のお問い合わせを受け危機的状況を感じ、この状態を少しでも改善すべく
ここに記入することに決めました。
それでは本題です。
【アワビの国産、韓国産の見分け方】
随分乱暴な分け方になり、正直これと断言できる決め手はありませんがご説明します。

左の写真は、海上養殖で育てた韓国産のアワビです。
右の写真は、陸上養殖で育てた和丸水産のアワビです。
このようにアワビの身ではなく、殻色が一つの指標になります。
海上養殖では、水温・水質・餌の状態が絶えず季節間で変化することにより
アワビがストレスを受け、殻色が層状になりやすいです。
一方陸上養殖では、ある程度のコントロールが出来ますので、アワビが不要なストレスを感じず
しっかりとした業者は天然同様の殻色に出来ます。
(各地を視察しましたが、弊店以上の品質のアワビを見たことはありませんが。)
ただし、国産でも海上養殖にすると韓国産の様な見た目になりやすいということになります。
総括としては、韓国産は基本的に海上養殖であることから、
天然同様の殻色 → 国産
層状の殻色 → 国産(海上養殖) か 韓国産
と言えます。
大雑把な判定方法としてご理解下さい。
【ネット通販の信用度】
魚介類のネット通販を開始する場合、販売商品の真贋を検査するシステムや法律はありません。
よって販売者と購入者との信頼関係のみで運用されているのが実態です。
そこで、嘘をついて一番困るのはどこか??
やはり生産者ではないでしょうか?
中間業者は生産者に責任をなすりつけることも出来ます。
(実際によくあります。)
弊店にしましても、かなりの資金を投入して施設を建設しており、
一回失敗しますともうアウトです。零細ですしね。
ですので特にご心配な方は、生産方法を明記した生産者からご購入することをお奨めします。
最後に。
真面目な生産者は日本全国に数多く存在しています。
ネットで情報発信出来る者はほんの一部です。
今現在、この事案により腸が煮えくり返っていらっしゃる生産者が他にもおられます。
全てが偽物ではないこと、どうかご理解の程、よろしくお願い申し上げます。
【追記】
韓国産貝類がアメリカで受けている評価 をご案内します。
韓国産貝類のアメリカでの輸入停止理由は、「ヒトの糞便廃棄物に暴露し、ノロウイルスに汚染されている可能性があるため」と明記されています。
もと
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