佐田岬半島の風車は絶景
2022.03.17(19:13)

伊方町与侈港から見える風車

伊方町の山頂に佇む風車

伊方町の山頂に佇む風車(近景)
伊方町にはたくさんの風車が回っています。
※伊方町ホームページの情報まとめ(2022年3月29日現在)
【瀬戸地域】
・1000kW風車×20基
・2000kW風車×4基
【伊方地域】
・850kW風車×2基
・1500kW風車×12基
【三崎地域】
・1000kW風車×20基
合計:58基
↓
ランキング1位:304基(北海道:2018年 日本国内都道府県別風力発電設置場所ランキングより)
広大な試される大地、北海道に比べると1/5程度ですが、この愛媛県の狭い範囲の中では、まあまあの風車があると言えます。
以下は、和丸水産でフグ漁をしていた頃の記憶です。
(アワビ生産責任者:桝田 幸和より)
佐田岬半島の北側にある瀬戸内海側の湾では、南風がよく吹きます。
和丸水産のある伊方町三机には風速観測所があり、過去に台風でもないのに、風速が28m 吹いていた記憶があります。
山頂からの吹き下ろしの現象と、湾形状により風が湾に沿って集められ、さらに風速が増します。
漁師の時は、フグのいる場所へ船を留めるのに、この南風には大変苦労しました。
油断すると、船が近くの岩礁にぶつかって大破する可能性があり、周囲の監視がかなり重要でした。
自然と共に生きる。
街中で暮らしていると忘れてしまいそうですが、私共は所詮、自然には勝てません。
実は風車も、風が強ければ強いほど良い、と言うのではありません。
過去の他県の事例で、台風の際に風車のプロペラが飛んで行ったということがあります。
ここ伊方町三崎地域では、風車の真下に来れる場所があります。
そこでぜひ風車を見て、感じて下さい。
風切り音がヒュッ、ヒュッとして、結構怖いです。
もと
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