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西日本豪雨(2018年7月) アワビなどの被害状況

2019.03.05(14:56)
西日本豪雨。

愛媛県もやられました。
和丸水産も利用する大洲市にて、大規模な浸水被害があり、商品の発送や仕入れに問題が発生しました。

道路は通れず、漁獲予定のあった天然アワビも天候不良が続き獲れず、当時ご注文を頂いたお客様に大変ご迷惑をお掛けしまして、まことに申し訳ございませんでした。

そして今回の記事では、他地域の水産被害がどうであったか調べましたのでご案内します。

○愛媛県
養殖のマダイやブリなど、合計で約4万9300匹が死亡。
※6月に発生していた赤潮が雨で拡散されたことにより、更に死亡数が増加した。

○高知県
養殖のカンパチ、マダイ、クロマグロ。合計で40トン以上が死亡。
※河川から海への大量の水の流入で、養殖場の塩分濃度が下がったことなどが原因とみられる。

○岡山県総社市
アユの養殖場が浸水し、約15万匹が流出。

○広島県
カキの養殖施設に被害。カキの稚貝を付着させたホタテの貝殻をつるすための棚がなぎ倒された。
また、浅瀬にある関連設備が埋まった。
※川から流れ込んだ流木や土砂が原因で、土砂が1m程堆積した箇所もある。
 今後も土砂が流れ込めば、カキの稚貝が窒息する可能性もある。

○長崎県
陸上養殖施設のアワビ1万5千個が死滅し、195万円の被害が出た。


まだまだ表に出ていない情報があると思います。
全箇所で養殖物の情報しかありませんが、天然物はそもそも被害状況が分からない、と言うのが真相でしょうね。

和丸水産は同じ養殖業者として、他社さんの苦しみはよく分かります。
養殖のマダイでは、再出荷ができるようになるまでに、2年半かかるようです。
その間は養殖による収入はゼロですからね。
このタイムラグが養殖業者には一番つらいです。

もと

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和丸水産のもと

Author:和丸水産のもと
 
和丸水産のもとは、大阪の自然環境調査会社で勤務中!

環境関連の知識をフル活用して、アワビ養殖の実態、アワビの全国ニュース、環境問題等についてお伝えします!

※写真は和丸水産代表です。

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