2013年09月
- アワビの養殖水槽の掃除(09/29)
- 与侈(よぼこり)(09/23)
- サザエの保管方法(09/22)
- 地震雲(2011年4月8日撮影)(09/22)
- 番犬「ゴン」(09/19)
- アワビの漁獲量(2011年)(09/14)
- 桝田次廣です。(1)(09/13)
- 桝田次廣です。(09/09)
アワビの養殖水槽の掃除
2013.09.29(14:19)
アワビ養殖水槽の掃除風景です。アワビを入れたまま掃除する場合の、最大の注意点はそのスピードです。
常温の為、時間をかければアワビが弱ってしまいます。
ですので、和丸水産では一気に排水し、海水を再充填できる装置を開発しています。
水槽一つに付き、縦23m×横1.0m×深さ0.6mの海水を出し入れします。
つまり、合計13.8トン。
一般的な浴槽は200リットルの水量ですので、何と浴槽69杯分にもなります。
和丸水産の給排水能力は、5t/分(=83ℓ/秒)。
浴槽なら3秒を待たずに溢れ、水槽は3分未満で給水・排水のどちらかが出来ます。
このシステムは桝田家の長男が開発しました。
これにより、
1.作業の短縮化
2.アワビの死亡率の大幅な減少
3.アワビを高品質で保持・育成
4.電気代の大幅カット
を実現しております。
数々の養殖業者さんや食品会社さんが視察に来られております。
和丸水産のアワビが美味しい理由の一つです。

もと
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与侈(よぼこり)
2013.09.23(21:02)
和丸水産の桝田家が住む、愛媛県与侈(よぼこり)のご紹介をします。【場所】
・愛媛県の端の端、日本一長い佐田岬半島の先。
【人口】
・数百人。
※児童不足の為、地域にあった与侈小学校は20年程前に廃校になりました。
【産業】
・農業(みかん)。
・漁業(アジ、サバ等)。
【あるもの】
・山一杯に広がる森。
・透き通る海。
・純朴な人々(全員ではないですが)。
【ないもの】
・都会的なもの。
・公害。
冬は寒いですが、夏は過ごしやすくて良い所ですよ。
思い出深い場所です。

もと
サザエの保管方法
2013.09.22(22:51)
和丸水産の、サザエの保管方法をご紹介します。サザエの鮮度や状態をよく確認して厳選購入した後に、
大きさ別に写真の様な黒カゴに入れます。
入れ物を黒にすることで、出来るだけ自然に近い光量になり、
サザエのストレスが少なくてすみます。
また、しばらく保管することでサザエ内部の砂が吐き出され、より美味しく食べられます。
ちょっとしたことにはなりますが、このような対策が死亡率や美味しさに影響します。
宣伝にはなりますが、このような愛媛産の美味しいサザエですので、ぜひご賞味下さい。
一般的な美味しいサザエの見分け方もまとめてありますのでご覧下さい。

地震雲(2011年4月8日撮影)
2013.09.22(12:07)
前から気になっていた写真をここで一つ。これは2011年4月8日17時に、宮城県で撮影した写真です。
所謂、地震雲の一つだと思います。
とある箇所で、地震の被災状況調査に向かった時に見ました。
こんな雲は見たことがなかったので、驚きと戦慄を覚えました。
ぐるぐると雲が渦を巻き、それが何個も上空にありました。
まるでアニメのラピュタの様でしたね。
その時の調査は二次災害等なく、無事に終了しました。
復興が進むことを願っています。


番犬「ゴン」
2013.09.19(00:15)
実家で新しく犬を飼うかもしれない、と話がありました。血統書付きの柴犬?とかなんとか。
父曰く、
「血統書付きだから、初代の番犬ゴンより良い名前を付けないとな。」
いやいや、ゴンも立派に良い名前ですよ!
雑種でしたが、ゴンに失礼です。
そのゴンは、アワビ養殖場建設前の今から7,8年前に死んでしまいました。
ケンカが強く、マムシに咬まれてもしばらくしたら元気になりました。
よくみかん山にも連れて行きましたね。
みかんを投げると喜んで、猛ダッシュで追いかけていました。
時が過ぎるのは早いもので、ゴンは桝田家を守ってくれ、
今はよく遊んだみかん山で眠っています。

晩年のゴン
アワビの漁獲量(2011年)
2013.09.14(14:08)
2011年の【アワビの漁獲量・生産量 上位5カ国】を調べました。1位 中国 76,786t
2位 韓国 6,944t
3位 オーストラリア 4,875t
4位 日本 1,259t
5位 南アフリカ共和国 1,189t
中国が他国より一桁違いますね。
こんなに獲れているとは思いませんでした。
ただ、中国は水質汚染がひどい状況になっていますので、
アワビに与えていそうな問題を調べたいと思います。
韓国は、ここ地元愛媛県の与侈(よぼこり)からも、
昔の時代に出稼ぎに行ってアワビを獲っていたと言う位なので、たくさんいるのは頷けます。
ただし、韓国は人糞問題があり衛生状態が悪いので、食べるのには
注意が必要です。
オーストラリアやニュージーランドには大きいアワビがいますね。
その昔、ニュージーランドで巨大な物を見ました。
その当時の僕はその価値が分からず、また岩に付着する身の部分が
汚いほど黒かったので思わず捨てました。
アワビより、ピピという二枚貝が美味しかったですね。
さて、日本はこれまで大体2,000t前後で推移していたので、
この減少っぷりには悲しくなる思いですね。
基本的には震災の影響なのでしょう。
中国の生産量が余りに多いので、詳しく調べてみます。
もと
桝田次廣です。(1)
2013.09.13(20:58)
桝田次廣の特徴をご紹介します。内容は、【(1)何より誰より実直】 になります。
さて、僕の父である桝田次廣は、驚くくらい実直です。
よく言えば「すれていない」、悪く言えば「バカ正直」と言えます。
フグ漁をしていた頃はもちろんのこと、
アワビ養殖を始めてからも、この姿勢は全く変わっていません。
数年前の秋の初め頃に、新規に取引出来そうな、有名レストランさんから連絡がありました。
「和丸水産のアワビをお節に使いたいので、サンプルを送って欲しい」と。
そこで父はサンプルを依頼通りに送り、先方から美味しかったので話しを進めたい、
と言うことでOKを頂きました。
しかし父はその時の電話で、
「今は当店のアワビは状態が悪い」と伝えました。
実際、暑い夏や産卵を終えて弱ったアワビが少しいたのですが、
秋口は世間一般的にあわびが弱っている頃で、当店のあわびだけではありません。
また、先方からOKを頂いているのに、悪い情報を敢えて伝える必要があるのでしょうか?
父が言うには、
「状況は全て正直に伝えておくべき」とのことで、僕は閉口してしまいました。
結果としては、残念ながら父の意図は上手く伝わらず、
上に挙げたレストランさんから注文はありませんでした。
世間一般的なことなのだから、言わなくて良いのに、と思ったエピソードでした。
上記のレストランさんからは、幸い次の年に注文が入りました。
もと
桝田次廣です。
2013.09.09(22:48)
皆様、お久しぶりです。あまりにブログを更新していなくて、早1年!!
これはまずいと思いましたので、何か書きます(笑)。
その間に僕は結婚したり、大好きなchemistryが活動を「休止」したり、
色々なことがありました。
我等が和丸水産では少しずつ知名度が上がり、テレビ朝日のシルシルミシルで
当店が取り上げられたり、あわび養殖施設の視察件数が大幅に増えました。
さて本題ですが、今日の所は尊敬する父について、すこーし書きます。
多分、長く書こうとするから書けないんだと思いまして。
それでは、桝田次廣の特徴です。
(1)何より誰より実直
(2)経験から来る頑固さ
(3)良い意味で田舎者
(4)ありすぎる根性
(5)「つ」が発音出来ない
(6)何でも作れる
(7)田舎ならではの「生活の知恵」がすごい


エピソードはちょっとずつ足していきます。
父も僕も田舎者ですが、根性は負けませんよ。
もと