fc2ブログ

和丸水産の、アワビ養殖施設

  1. 汗をかく塩ビ管(03/14)
  2. アワビ養殖施設内 給水槽管内の掃除(06/10)
  3. アワビ養殖施設の建設(06/09)
  4. アワビの餌やり(05/30)
  5. 大学教授が絶句するアワビ養殖施設2(02/27)
次のページ

汗をかく塩ビ管

2022.03.14(19:54)
汗をかく塩ビ管
汗をかく塩ビ管(海水が垂れているわけではないです)

久しぶりの更新です!

和丸水産のもとが別業務で忙しすぎて、今になりました。
皆さん、お元気ですか?
(全然更新していないのに、なぜかスタッフブログランキング上位なんですよね。)

さて、和丸水産のアワビ養殖場。
養殖場ならではの、春らしさを感じる時があります。

冬も終わりかけ、今日は暖かいなと感じる日に、
ろ過海水を運搬する塩ビ管に、水滴が付きます。

今年は今日が初めてです。

いわゆる温度差が原因で、まだ海水温が低い日に気温が上がるとそうなります。
和丸水産のアワビ養殖場では、例年9月末頃までこの現象が続きます。
結構長いです。

私共にとっての、春の風物詩です。
寒くて風の強い、長い冬が終わった証。
今年は、ここ愛媛県伊方町でもかなり雪が多くて参りました。

この現象は、これからだんだんと、水温が上がってくるサインです。
つまり、アワビの体調管理により気をつけろ、と知らせてくれています。
(冬にアワビはあまり死にません。海水温が高くなり水質が悪くなると死にます。)

世の中の情勢は非常に悪いですが、和丸水産ではアワビを育てて皆様に食べて頂く以外に方法がないので、
粛々とアワビを育てていきます。

どうか世の中が良い方向へ進みますように。
皆様もお体ご自愛ください。

もと
スポンサーサイト



アワビ養殖施設内 給水槽管内の掃除

2016.06.10(10:17)
養殖施設の運営は、基本的に全て自分たちの手で行わなければなりません。
設計時においても、内部やシステムを簡略化し、メンテナンスを容易に出来るようにする必要があります。

掃除もつきもの。
毎日同じ作業を5分で済むか、2時間かかるかでは、コストが大きく違ってきます。

今回は、給水槽管内の掃除の様子です。
和丸水産では、直径約1mの管を海底に沈めて給水していますが、年々細かい泥が堆積し、管内にフジツボ等の付着生物が付いて給水力が落ちていき、余計な電力がかかります。
これはどの養殖業者でも抱えている問題で、潜水して人力で取り除く以外に方法がありません。

その作業の様子をレポートします。
兄が恐怖の中、やってくれました。

給水槽管内清掃1
アワビ養殖施設内にある給水槽

給水槽管内清掃2
この底に、直径1mの管が数十m海に向かって伸びています。

給水槽管内清掃3
これが潜水装備。本職の潜水士なら、本気で泣いて断る程の内容です。
なんせ、水道のホースと、電動ポンプ。口にくわえるレギュレーターなし。
プロの潜水士さん、コメント下さい。

給水槽管内清掃4
電動ポンプ

給水槽管内清掃5
さあ! 潜る準備!!
よく見ると、上下カッパ!?

給水槽管内清掃6
はしごを降りていきます。

給水槽管内清掃7
直接水道ホースをかぷっ!!

給水槽管内清掃8
管内に入っていきました。
どうかご武運を、、、

給水槽管内清掃9
和丸水産代表である父が、手元でホースをさばいていきます。
これが抜けると、死ぬ。

給水槽管内清掃10
父ちゃん、まさかのヘソ出しルック。


本職さんを雇えるようになりたい、、、
危険なことをやってくれる、熱いハートを持った兄です。

アワビ養殖施設の建設

2016.06.09(13:53)
アワビ養殖場の建設状況です。

2010年4月頃

アワビ養殖施設 建設中1
骨組みと屋根建設中

アワビ養殖施設 建設中2
地面もさら地に

アワビ養殖施設 建設中3
配管がいっぱい

アワビ養殖施設 建設中4
採光は少なめに。大工さんありがとう。

アワビ養殖施設 建設中5
配管や資材がいっぱい

アワビ養殖施設 建設中6
樹脂を水槽に塗り塗り

アワビ養殖施設 建設中7
ろ過水槽に、配管用の穴を開けてます

アワビ養殖施設 建設中8
配管接続箇所が、あちこちに

アワビ養殖施設 建設中9
ろ過水槽に、配管設置中

アワビの餌やり

2016.05.30(14:28)
アワビの餌やりの様子です。

和丸水産では、アワビが泣いて喜ぶ「アワビ専用の美味しい餌」を与えています。
多種の海藻をミックスした、栄養満点の餌をアワビ「せと姫」は食べて
どんどん大きくなります。

人間が食べても美味しいアワビの餌
アワビ専用の美味しい餌

アワビの餌計量中
餌の計量中~♪

アワビの餌やり
アワビの密度に合わせて餌やり

もと

大学教授が絶句するアワビ養殖施設2

2016.02.27(22:49)
和丸水産のアワビ養殖施設です。

有名大学の教授もよく来られますが、皆絶句します。
理由の一つは、低労力になります。

一般的な和丸水産と同規模の施設 4人工/1日当り ※建設会社等に多い

和丸水産の施設 1人工/1日当り

数々の技術を使って、一般的な施設の4分の1の労力で抑えられます。
養殖をしている人、この道に詳しい人はそんなのありえないと言います。

ですが事実です。

和丸水産には水槽(長さ23m×幅1m)が9個ありますが、アワビの餌をやるのに約20分です。
もしこれより早い所があれば教えて下さい。

労力を抑えた分、アワビがより喜ぶ餌を上げ、皆様に愛されているせと姫となります。

アワビ餌やりの様子
| ホームへ | 次ページ
プロフィール

和丸水産のもと

Author:和丸水産のもと
 
和丸水産のもとは、大阪の自然環境調査会社で勤務中!

環境関連の知識をフル活用して、アワビ養殖の実態、アワビの全国ニュース、環境問題等についてお伝えします!

※写真は和丸水産代表です。

あわび・さざえの通販なら↓

和丸水産本店

最新記事
最新コメント
最新トラックバック

月別アーカイブ
カテゴリ
全記事表示リンク
アクセスカウンター

since 2013/9/14