密漁は危険!!(鉄腕ダッシュ10/15放送分)
2017.10.16(01:28)

岩に張り付くアワビ
本日放送のあった、鉄腕ダッシュ。
毎度面白い企画があって、見ていて楽しいのは当然。
今日放送の黒アワビについて、いくつか感想を書きます。
黒アワビを獲っていたダッシュ島は、愛媛県にあります。
和丸水産も、そのダッシュ島から直線で約50km南西に離れた愛媛県にあります。
ダッシュ島の正式名称は、由利島(ゆりじま)。
ここはかつて困窮島と言われ、島外で生活に困窮したものが島へ渡り、みかん栽培やイワシ漁などをして大金を稼いで島外に戻ったという話が論文に記載されていますが、結局の所、その真偽が不明な島です。
出典:「困窮島」という神話(PDF)
残念ながら、和丸水産からは地域が離れている為、裏を取る情報がないのが実情です。
さて、鉄腕ダッシュの番組終了時にも警告が表示されますが、許可なくアワビを採取することは禁止されています。
許可なくアワビを採取すると密漁となり、罰金や懲役、裁判履歴が残るなどの社会的ペナルティを負います。
また本日放送中の、アワビを獲るシーンはほぼ仕込みです。
詳細は記入しませんが、海士(あま)が見れば分かります。
アワビが通常いない環境にいましたね、、、
岩の下や危険な箇所にアワビはいます(というか、獲りやすい箇所は既に獲られている)。
なので番組のように、素人が潜ってそう簡単にアワビを獲れる訳でもなく、密漁は周囲の漁業者などに監視されていて大事になることが多く割に合わないので、止めた方が良いですよ。
危険な割りに、ろくな結果になりません。
漁師間でも通報、監視はあります。
違反すると漁協脱退を漁協の職員がちらつかせながら、漁師は魚や貝を獲っています。
必要なことですけどね。
ただ、ルール以外のことであれば越権行為です。
田舎ではよくあることですが。
農協(JA)が農家を支配しており、農協がその意義を問われているように、漁協も同様な状態に陥っています。
また、今回残念だったこと。
実は、放送の約10日前に鉄腕ダッシュの関連会社から、今回の放送内容について質問をメールで頂きました。
朝に問い合わせが来て、同日中に和丸水産の所見を教えて欲しいということだったので、昼休みを返上して返信した所、今の所本日まで何の連絡もなく、情報を教えるだけ教えたという結果となりました。
情報を受領した、というメール文のみで十分なのですがそれもなく、放送でそれが使われるのか使われないのかも分からないまま放送が始まりました。
別に何かを求めているわけではないですが、これまで何回もメディアの方と生放送の打ち合わせや撮影、雑誌の取材などを受けてきましたが、皆さん礼節がしっかりしておりましたので、何だかなあという感想です。
ちょうどたまたまツイッターで、本件に関連する情報が出ておりますが(真偽は別として)、さもありなんという印象で残念ですね。
同じようなことをしていないか、僕も身を引き締めて頑張りたいと思います。
大阪の河川点検で忙しくしている、もと
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